有給休暇について考えてみた!
みなさんどうも、ゆぅです。
早速ですが下記をご覧ください。
すいません、〇月〇日有給休暇を使って休んでもいいですか?
ゆっくり休んでおいで!
こんな感じでお仕事を休めたら最高ですよね?
しかし、中々休むことができないのがお仕事です。
今回は有給休暇についてお話ししようと思います。例えば、何日間の休みが自分に与えられているのか、知らない人も多いのではないかと思います。
日本人は働き者であまり休まない人が多いです。有給休暇について知っておけば上手く使う事が出来るのではないかと思います。
有給休暇とは?
労働基準法第39条で定められた権利であり、これを実行することで賃金が支払われる休暇を使用することができる仕様となっております。
会社は、雇用している従業員に対し有給休暇か付与する義務があります。
従業員は現在、年に5日の休暇を取得しなければなりません。
何日あるのか?
有給休暇はいつ・何日付与されるのかといったところですが、まず雇用されてから6ヶ月後を経過し、勤務率80%をクリアしていることが条件です。
その上でまず10日間付与されます。(労働基準法39条に基づいて)
※パートやアルバイトも勤務率や勤務時間などに応じ付与されます。
最大付与日数は?
まず雇用されてから6ヶ月を経過し、出勤率80%を満たした場合10日が付与されましたね。
その後継続勤務することで、1年ごとに有給休暇付与日数は増えていきます。
0年6ヶ月・10日付与
1年6ヶ月・11日付与
2年6ヶ月・12日付与
3年6ヶ月・14日付与
4年6ヶ月・16日付与
5年6ヶ月・18日付与
6年6ヶ月・20日付与
このように毎年増えていき、6年6ヶ月以降は20日で固定される形となっております。
※アルバイトやパートは11日までの付与
有給休暇は消える?
有給休暇は2年をメドに時効する形となっております。
正確には消えはしませんが、有給休暇は最大40日間までの付与日数となっております。
したがって40日以上有給休暇は増えることがないから、それまでに取得しないと損した気分になるのです。
しかし、そういった決まりがある中、有給休暇の取得率はあまりいいとは言えません。
有給休暇取得率
例えばブラジルや各国の有給休暇取得率を見てみましょう。
参照元:エクスペディア PR事務局
上記表にある通り有給休暇30日付与されて、なおかつ取得率が100%となっております。
では、日本はどうでしょう。
有給休暇20日付与されてわずか10日取得率50%となっております。
ブラジルの約3分の1の取得率です。
こうして見ると数字的には良くありませんね。
なぜ取得率が悪いの?
海外などは有給休暇の取得率が断然に高い中、日本はなぜあまりよくないのでしょうか。
いくつか考えられることを紹介します。
責任感が強い
日本人は、仕事に対する責任感が強い傾向にあります。
任されたこと・それ以上のことをやり遂げないと仕事を終われない人も多いのではないでしょうか。
人手不足
職場の人手不足により有給休暇の取得が難しい場合もあります。
有給休暇が取りづらい流れになっている可能性もあります。
「業務量に対して担当するメンバーの人数が 不足しており職場を離れづらい」が 73.2%を占め第 1 位となった。産業別・規 模別に見ても、この問題を指摘する声はおしなべて多く、組織人員のスリム化が 休暇取得に大きな影響を及ぼしている様子が見受けられる。
人手不足
↓↓↓
沢山の仕事が舞ってくる
↓↓↓
やり遂げる
↓↓↓
休めない
このような流れになることも多いかと思います。
人件費削減や、効率化などと言って現場では人手不足に陥っている場合も考えられます。
有給休暇のことを知らない
有給休暇について知っている人が少ないように思えます。
有給休暇について教育されることも少ないようにも見えます。
知らぬ間に有給休暇が貯まっていた
知らぬ間に有給休暇が時効を迎えていた
このようなお話しも良く耳にします。
取りづらい
人手不足の所でも述べましたが、実際のところ有給休暇が取りづらいといったことが現状だと思われます。
まず上司が休まない会社の部下は中々休めません。
会社や職場自体に休む風土がなく、有給休暇を取りづらい環境になっているということも多いのではないでしょうか。
どうすればいいのか
ここまでは、有給休暇について・取得率・なぜ取得率がよくないのかを解説してきました。
ここからは有給休暇を取りたくても取れない・または取りづらい場合どうすれば良いのかを考えていきましょう。
一度思い切って申請してみる
思い切って有給休暇を申請してみるのもいいと思います。(明らかにできない場合を除き)
会社は時季変更権(申請した日は忙しく、無理な場合に会社は有給休暇日を変更できる)は使えますが、有給休暇を却下することは基本はできません。
もし却下された場合は、さらに上の上司に聞く・または労働基準法を見るように言ってもいいかもしれません。
それでもダメな場合
それでも実際、有給休暇が取れない・取りにくいのが現実です。
そのような時は最悪の場合、退職という手も1つかと思われます。
もしも体調を崩したり、倒れたりしてからでは遅いですからね。
まとめ
いかがだったでしょうか?
有給休暇の取得率があまり高くない日本ではありますが、働き方改革により変わりつつあります。
しかし、外国の水準から比べるとまだまだ確立はされていません。
取得するのが難しかったりするのが現実ではあります。
みなさんが心置き無く有給休暇が取得できる日がくるといいなと思います。
さいごまで読んでいただきありがとうございました。
お?有給ね。